オクリンクプラスを使った相互評価の新しい交流方法 ~相互評価・添削のフィードバック・成績処理の3つを授業時間内で完結させる方法~
オクリンクプラスを使って、
国語の成果物(感想文など)や社会科の単元のまとめなどを交流しているクラスはたくさんあるかなと思います。
実際、私の場合、オクリンクプラスが導入される前まではムーブノートの広場の拍手機能で行っていました。
詳細は「明日から使えるミライシード」の書籍でも書かせて頂いたので、ご覧になって頂けたらと思います。
ムーブノートにしろ、オクリンクプラスにしろ、ミライシードで成果物交流をする良さは、
交流の準備の容易さだけでなく、無記名にすることができるので、「完全に公平な」相互評価をすることができるということかなと思っています。
そして、子ども同士だけでなく、授業者も「★」を使うことで、子どもに悟られることなく、子ども達が相互評価している間に成績の為の評価も実施することができるという点も、ムーブノートでは便利でした。
このムーブノートの広場の拍手機能に代わる機能が、オクリンクプラスの「みんなのボード」のリアクション機能だと思うのですが、
「★」の機能は「提出Box」にしかなく、逆に提出Boxに出されたものは、子ども同士で相互評価はできないという難点がありました。
そこで、色々考えた結果、
このムーブノートとの「違い」を逆に利用することで、
より効果的で、効率的な「交流」ができるのではないかと考え、
やってみると子ども達にも評判が良かったので、ここで紹介しようと思います。
まず、子ども達にカードのテンプレートを配布します。
完成したら、それを「みんなのボード」と「提出Box」の両方に提出させます。
※ここが今回のポイントです。
その際は、提出Boxは「非公開」にしておくのをオススメします。
そして、子ども達には「みんなのボード」で相互評価をするように伝えます。
そして、子ども達が「みんなのボード」で相互評価している間、
教師は「提出Box」で、ゴミ箱マークの横の、メダルマークを押すと「★」を付けられるので、「★」を付けたり、赤を入れたり、コメントを入れたりスタンプを押したりして、
評価を残したり、フィードバックの準備をします。
そして、授業終了の時間が近くなり、子ども達の相互評価も終わり、ノートにまとめや振り返りを書くようなタイミングで、提出ボックスに出されていたカードを一括返却します。
そうすることで、先生からの視点で個別にフィードバックができ、
子ども達はみんなのボードを見ることで、自分の文章がクラスのみんなからどれだけ評価されたのかもわかったり、どんな文章がたくさんの票を得ているのか、自分の文章とどう違うのかなどの分析もできたりと、自分の文章について自己評価するための材料を提供できるような、とても効果的な交流ができるようになりました。
また、「★」を付けておくことで、学期末の成績処理の際、「個人カルテ」を見れば成績処理が楽になるという効率化にもつながるかと思います。
※ただし、現在の「個人カルテ」ではオクリンクとムーブノートのカードしか表示されません。12月末までにはオクリンクプラスも表示できるようにアップデートされると信じて使っています。
また、オクリンクプラスを使った相互評価ならこんな使い方もあるよ!というのがありましたら、教えて頂けると嬉しいです♪
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示『無記名にすることで、「完全に公平な」相互評価をすることができる』
心からなるほどと思いました。
そういう使い方のために名前表示をオフにする機能があるのですね!
さっそくやってみます!ありがとうございます。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示