ミライシード先生ラボ

活用相談・実践シェア

岩崎幸一
2024/08/20 23:04

LIVEモニタリングを活用した鑑賞の授業(音楽)

4年「ファランドール」(鑑賞)での実践です。

 

まず初めに作曲者ビゼーについて簡単な紹介をした後、全曲を通して聴きました。

次に「ファランドール」を構成している2つのテーマ「王の行進」と「馬のダンス」に分けて聴き取りました。

その後、オクリンクを使って全員に赤のカード(王の行進)と青のカード(馬のダンス)の2枚のカードを送りました。(カードに音源を貼り付けることもできるのも魅力的です。)

「もう一回、曲を通して聴きますが、どっちのテーマを演奏しているか、カードで示してください。」と指示を出しました。

 

子どもたちはスピーカーから聴こえる音楽を聴きながら、画面両サイドにある◀▶のボタンを使って、カードを切り替えていきました。

そして、電子黒板にLIVEモニタリングの画面を映し出すと、

えー」、「今は赤(王の行進)だよ。」、「あ、青(馬のダンス)に変わった。」という声が上がりました。(耳からの情報視覚的な情報が加わり、音楽への関心が高まっていきました。)

 

2回目の曲を聴き終わった後、

「カードを切り替えながら聴いて、なにか困ったことはありませんでしたか?」と言うと、

「曲の最後のところは、2つのテーマが同時に流れてカードの切り替えが難しかったです。」と答えました。

そこで、

「じゃあ、もう一枚カードを送るね。」と言って赤青半分のカードを送りました。

すると、子どもたちから

「先生、もう一回聴かせてください。」というリクエストがきました。

 

3回めを聴きながら、聴き取った音楽をカードで表していくことが出来ました。

(楽しい鑑賞の授業となりました。)

「聴く視点」を工夫すれば、子どもたちにとって馴染みのない「クラシック曲」でも、

「もう一回聴きたい。」という声を引き出すことができるように感じました。

 

※初めての投稿でうまく伝えることができなかったかもしれません。今後も音楽での実践を少しずつ紹介(ちょいシード)出来たらと思っています。

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4 件の返信 (新着順)
ベネッセ齋藤
2024/08/21 17:17

岩崎先生、早速の投稿をありがとうございます!
クラス全体の反応を色で把握しながら鑑賞を進める、ICTならではの特性を活かされたご実践ですね!
子どもたちの「聞きたい」を引き出していらっしゃる様子がよくわかりました。
またご実践を教えてください!
(吉田師匠のコメントが楽しみです!)

津田 信
2024/08/21 16:57

岩崎先生!
昨日は九州コミュニティでたくさんお話ができてうれしかったです!(私はWifi不調で何度も落ちてしまいましたが💦)
そして、さっそくのご投稿ありがとうございます!お話に聞いていた実践が、投稿された写真のおかげで視覚的にも良さが伝わってきました!

この先生ラボでもこれからも繋がっていきましょう♫

岩崎先生!初めまして!茨城の福住です。
ちょいシードご投稿、ありがとうございます!待ちわびておりました‥‥😂
音楽科!ぜひ本校の若手職員にもお伝えします。明日、ちょうど冬の要請訪問について話し合うことになっています。ヒントをありあがとうございます。
今後ともお願いいたします。


岩崎幸一
2024/08/21 12:12

メッセージありがとうございます。
コロナ禍の真っ只中に音楽専科になり、最初はオクリンクでの評価の蓄積(歌、鍵盤、リコーダーの自撮り)を中心に行っていました。
ただ、昨年度から「鑑賞の授業などで使えないか?」と考えるようになりました。
音楽の授業は年間50〜70時間しかないので、効果的な活用を考えています。
少しずつですが、授業で取り組んだことを「ちょいシード」で紹介していきたいと思います。

岩崎幸一
2024/08/20 23:09

写真の貼り付け方が難して、レイアウトがうまくいきませんでした。
少しずつ学んでいきたいと思います。